リノベーションはどのように進める?流れと注意点を解説
結婚やお子さんの誕生などをきっかけに、新居の購入を検討する方も多いと思います。
新居というと新築の戸建てやマンションを想像するかもしれませんが、ちょっと待ってください。
中古物件を購入し、リノベーションするという選択肢もあります。
ただ、リノベーションが実際にどのように進んでいくか、分からないと不安ですよね。
そこでここでは、リノベーションの流れと各工程での注意点を詳しく解説していきます。
中古物件をリノベーションするという選択肢
住宅の購入は大きく分けると、新築の建売やマンションを購入する方法と、中古物件を購入する方法の2種類に分けることができます。
新築物件は綺麗で新しい物件に住むことができますが、価格が高いところがネックです。
しかも、建売の戸建てやマンションの場合、間取りがすでに決まっているので、使いやすいかどうか分かりづらいのも気になるところです。
だからと言って注文住宅にすると、さらに費用がかさんでしまいます。
中古物件にそのまま住む場合、新築に比べると費用は、かなり安く押さえることができます。
しかし、間取りは購入時のまま使用しなくてはならず、設備の老朽化も気になります。
では、中古物件のリノベーションはどうでしょう。
かかる費用は、中古物件の購入費用とリノベーションにかかる費用ですが、新築よりは安く済むケースがほとんどです。
しかも、リノベーションなら間取りからある程度自由にデザインでき、見た目が大きく変わります。
まるで新築のような理想の住まいを、新築より安く手に入れることができる、そんな両者のメリットを兼ね備えているのが、中古物件をリノベーションするという選択肢なのです。
リノベーションにかかる期間
リノベーションの工事にかかる期間の目安は、マンションで2~3か月程度、一戸建てで3~4か月程度です。
さらにこの時間に、物件を探す時間や現地調査、プランニングなど事前にかかる期間が2~3ヵ月程度加えられます。
つまり、物件を探してリノベーションする場合、住み始めるのに半年程度かかるということです。
新築物件も早い場合は半年で建ちますから、リノベーションにしては長い期間がかかると感じるかもしれません。
リノベーションにそれなりの期間が必要な理由は、大規模な工事になるケースがほとんどだからです。
間取りを変更する場合、給排水管の位置やコンセントの位置も変更になる事が多く、これらには専門の工事が必要になります。
新しい壁を取り付ける工事や、キッチンやトイレの設備を取り付ける工事も必要です。
建物の骨組み以外に手を加える工事になるので、ある程度長期間の工事になる事を想定しておきましょう。
希望の条件に合った中古物件が見つからない場合や、内装にこだわってプランニングに時間がかかる場合などは、住めるようになるまで、さらに長い期間がかかります。
中古物件のリノベーションには時間がかかることを覚えておき、余裕をもって準備を進めることが重要です。
中古物件をリノベーションして住むまでの流れと注意点
では次に、中古物件のリノベーションに必要な工程を、流れを追って解説していきます。
各工程には注意点がありますので、失敗しないよう覚えておきましょう。
中古物件を探す
まだ物件をお持ちでない場合は、希望に合った中古物件を探すことから始めます。
不動産ポータルサイトや情報誌などを活用すれば、ご自身で探すことも可能です。
ただ、最終的には不動産仲介業者に依頼することになります。
ここで注意したいのが、不動産仲介業者にも良し悪しがあるということです。
悪い不動産仲介業者を利用してしまうと、良くない物件を無理やり契約させられたり、手数料を必要以上に取られたりする可能性もあります。
そのため、まずはいくつか不動産仲介業者を回ってみて、信頼できる業者を探すことが大切です。
不動産仲介業者に直接訪れることで、不動産ポータルサイトに出ていない物件に出会えるかもしれません。
また、「希望するリノベーションが実現できる物件かどうか?」という点も、物件探しでは重要になります。
物件の構造によっては、撤去できない壁がある場合や、水回りを変更できない場合があります。
購入後に、中古物件が希望の間取りにできないなんてことにならないよう、購入前から住みたい間取りを考えておくと失敗がありません。
リノベーションを前提として中古物件を探す場合、リノベーション会社の不動産サービスを利用する方法もあります。
リノベーション会社なら、「どのようなリノベーションが可能か?」という視点で物件を見てくれます。
中古物件購入後のリノベーションの打ち合わせ等も、初めから携わってもらえているのでスムーズです。
ただし、物件購入からリノベーションまで携わってもらう事になるので、業者選びは慎重に行いましょう。
現地調査とヒアリング
現地調査では、物件の状態や構造を主にチェックします。
物件の状態や構造によっては、リノベーションでできることが限られるケースもあるので、プロの目で見てもらいましょう。
いくらプロでも、現地調査をしなければ、その後のプランニングができません。
また、正確なお見積もりも出すことができません。
ヒアリングでは、希望する間取りを確認するだけでなく、理想のライフスタイルや趣味、価値観、ご家族の意見などもお尋ねします。
ヒアリングの内容で、リノベーションのプランも変わるでしょうから、ここでは希望をどんどんお話ししてみてください。
具体的な話が聞ければ、それだけリノベーション会社もプランを立てやすくなります。
また、毎月の収入やボーナス等をまとめ、予算を検討することも重要です。
リノベーションの内容を考えていると、どんどんと実現したいことが出てくることでしょう。
しかし、工事の内容が増えれば増えるほど、費用も高額になっていきます。
費用が高額になるとローンの返済も高額となり、生活を圧迫してしまう恐れがあるので、無理のない予算を設定することが後々のために大切です。
不動産仲介業者を通じて中古物件を購入した場合、この段階でリノベーション会社を選定する必要があります。
リノベーション会社にも良し悪しがあるので、数社を比較して検討してください。
リノベーションのプランニングや設計
リノベーション会社は、現地調査やヒアリングの内容をもとに、リノベーションのプランを作成します。
ヒアリングした内容を予算内で実現できるよう、プロが知恵を絞ってプランニングします。
初回の打ち合わせでいくつかのプランが提示されると思いますが、その中から選んで終わりという訳ではありません。
その案を見て、追加して欲しいことや省いて欲しいことなど、あなたの希望を伝えながらプランニングは進んでいきます。
納得できるリノベーションを実現するためには、何度でも打ち合わせをすることが大切です。
プランニングの段階で重要なことは、予算を気にせず要望を全て伝えることです。
予算があると、つい予算オーバーを気にしがちですが、それはプロが考えてくれます。
また、色々な要望を聞くうちに、新たな設計のアイデアが生まれることもあります。
予算オーバーの場合は、優先順位を付けて取捨選択をすればいいだけなので、まずは全ての要望を伝えてプランニングしてみましょう。
リノベーション工事
プランの内容に納得し、工事請負契約を締結したら、いよいよリノベーションのスタートです。
工事はプロの職人がきちんと進めてくれるので、あなたは何もしなくて大丈夫です。
むしろ、工事現場に勝手に行くと危険なこともあるので、現場を確認したい場合は、事前に担当者へ確認するようにしましょう。
施工会社から工事の工程表を渡されると思いますので、こまめに進捗や状況だけは確認するようにしてください。
工事に入る前に、いくつかやっておかなければならないことがあります。
まず、マンションのリノベーションの場合、管理組合への申請が必要な場合があります。
この申請は、リノベーション会社が行ってくれるので安心してください。
また、マンションの場合は左右や上下・斜めの部屋など、戸建ての場合は近隣住宅への挨拶が必要です。
近隣への挨拶もリノベーション会社が行ってくれますが、施主であるあなたも同行した方が、印象は良くなります。
工事完了後はずっと住み続けることになるので、印象は良くしておいた方が無難でしょう。
引き渡し
工事が完了したら、いよいよ引き渡しです。
引き渡しの前に、チェック項目に沿ってミスなどがないか隅々まで確認します。
もし問題の箇所が見つかったら、遠慮なく手直しを依頼してください。
これから長い期間住むことになるので、妥協してはいけません。
そして、手直し後のチェックも忘れずに。
気になる部分が無い場合は、引き渡しとなり完了です。
リノベーションではアフターサービスも重要
引き渡しの際きちんとチェックをしたつもりでも、住み始めると見えなかった不具合に気が付くこともあります。
このような場合でも、アフターサービスがあれば安心です。
住み始めて問題に悩まされないためにも、工事請負契約を締結する前に、アフターサービスの内容はきちんと確認しておきましょう。
引き渡し後の不具合に対処してもらえるのなら、1年程度の無償のアフターサービスがあれば安心できます。
また、定期点検や緊急時の対応もアフターサービスでは重要です。
定期的に家の状態をチェックしてもらう事で、雨漏りなどの不具合を未然に防ぐことができます。
また、水漏れなどの緊急時も、すぐに対応してもらえるなら安心です。
リノベーション会社を選ぶ際は、価格だけでなくアフターサービスも比較してください。
長く住み続ける住宅だからこそ、長く付き合える業者選びが何よりも大切です。
中古物件リノベーションの事ならナカケンにご相談ください
中古物件をリノベーションして住むことは、低価格で希望を実現できるため、大変おすすめです。
物件探しなど少しめんどうに感じるかもしれませんが、リノベーションまで一括でお任せできる業者なら手間も最低限で済みます。
まずは、色々なリノベーション会社に話だけでも聞いてみると、イメージしやすいかもしれません。
中古物件のリノベーションには、最低でも半年程度の期間がかかります。
引っ越しの時期なども考え、余裕をもって準備を進めるようにしてください。
もし、福岡で中古物件のリノベーションをお考えなら、私達ナカケンまでご相談ください。
ナカケンは、中古物件の購入からリノベーションまで、トータルサポートする建築会社です。
あなたの希望に合った物件を探し、ライフスタイルに合わせたリノベーションプランをご提案します。
お客様と長くお付き合いができるよう、アフターサポートも充実させておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。